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児童文学作家 飯田榮彦氏の追悼講座と企画展を開催しました。

「朝倉に児童文学の種をまいた人 飯田榮彦の作品と人生」
            平成30年11月8日(木)         場所:中央図書館2階 視聴覚室

  朝倉市甘木出身の児童文学作家:飯田榮彦氏。平成27年9月に惜しくもお亡くなりになりましたが、
今年4月に遺作『雪の入綾』が遺族の手により出版されました。
  そこで、飯田榮彦氏を偲んで、追悼講座を開催しました。
  講座では、作品の朗読と生前親しかった方々のトークショーを行いました。

 
※ 飯田榮彦氏 プロフィール

 1944年甘木生まれ。福岡県立朝倉高等学校を経て、早稲田大学教育学部国語学科卒業。1972年に『燃えながら飛んだよ!』で講談社児童文学新人賞、1975年に『飛べよ、トミー!』で野間児童文芸推奨作品賞、1986年に『昔、そこに森があった』で第26回日本児童文学者協会賞をそれぞれ受賞した。 その他に『ひとりぼっちのロビンフッド』や『ゆきのあそぼーい』、頓田の森の悲劇『しいのきはよみがえった』や、甘木鉄道(3セク)をテーマにした『甘鉄物語』など多数の著書がある。
 図書館でも児童文学講座などの講師を務め、東京から絵本作家を甘木に招いて講演会を開催した。2015年9月死去。
 2018年4月、遺族や親しくされていた方達のご尽力により、遺作『雪の入綾』を出版。

竹中惠子さんによる朗読 

 
朗読:大刀洗平和祈念館などで朗読活動をされている
    竹中惠子さん。
伴奏:作品にあわせて作曲を担当された古賀徳子さん

 作品  「ハガキ」
    (『冬ものがたり』偕成社より )

 竹中圭子さんは、飯田榮彦氏が帰郷されたときから亡くなるまで、親交がありました。
 古賀徳子さんは、飯田榮彦氏のグリム講座などに参加されていました。
   

渡邉如心さんと山下ヒロ子さんのトークショー

   
 山下ヒロ子さん
   元小学校教諭 
   退職後、飯田榮彦氏の「文章講座」や「源氏物語
   講座」「平家物語講座」を受講。
    飯田榮彦著『雪の入綾』の出版に携わる。
 渡邉如心さん
   京都大学を卒業後、筑前町みなみ幼稚園園長
   信覚寺住職。 
   信覚寺にて飯田榮彦氏の「文章講座」や「源氏物      語講座」を主催。

 飯田榮彦氏の文学にかけた熱い思い、病に倒れてからもずっと文学者であり続けた人生観などについて、楽しい思い出とともに話していただきました。
 

竹中圭子さんの朗読

   
 『燃えながら飛んだよ』の一部を朗読。

 この作品は、飯田榮彦氏が世に出るきっかけとなった作品。はじめて竹中さんが朗読されたとき、飯田氏がとても感激され、壇上に駆けあがってこられたというエピソードも話していただきました。

 


最後に、遺族と『雪の入綾』のモデルとなった東峰村の窯元の方に

   
 『雪の入綾』の出版を墓前に誓った娘の玲香さん。
 父親の姿と重なるエピソードに、途中で手が止まり進むことができなかったことなど、出版に至るまでのお話を伺いました。
 奥様、モデルとなった窯元の方からもご挨拶いただきました。
 

 


飯田榮彦氏が書かれた本の原画展・作品展を開催しました。

     期間:11月1日~11月27日                     場所:中央図書館内

   


      原画展の絵本

 『ゆきのあそぼーい』
  絵 ベップヒロミ 氏 
 『でんかよーい』
  絵  佐野いたる 氏
  遺作『雪の入綾』 
      表紙絵 ベップヒロミ 氏
     


   ※ベップヒロミ氏・・・朝倉市柿原出身の画家・絵本作家。
   貞静学園短期大学教授 世界絵本原画展(BIB)99・92(子ども賞)受賞。
   『ぼくはここにいる』『ぜーんぶわすれた』などの作品がある。
   飯田榮彦氏とともに『ゆきのあそぼーい』『シイの木はよみがえった』『さよならはあしたのために』を出版。作画を手掛ける。
   飯田榮彦氏遺作『雪の入綾』を装丁。

   ※佐野至氏・・・甘木生まれ 元中学校教諭。
   『佐野至版画集 ふるさと甘木・朝倉』などの作品がある。
   飯田榮彦氏とともに『でんかよーい』を出版。作画を手掛ける。